多忙な医師は「プロのマネ」から投資を始めよう

多忙な医師は「プロのマネ」から投資を始めよう

労働環境など様々な問題点はあれど、医者は年収×安定性という面では、最上級の仕事だと思います。何か大金を要する野望がない限り、投資でリスクを冒す必要はないと言えるのではないでしょうか。

しかし、銀行預金だけではインフレへの対応力は不十分であり、リスクを減らすことを目的とした投資は必要です。

とは言え、業務で多忙な医師は投資の勉強が十分に出来ず、「業務中に電話勧誘をしてくるようなトンデモ投資」に引っかかっている場合が多いように思います。今回の記事では、そんな医師にオススメの投資法を紹介します

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保守的な医師にピッタリな投資とは?

投資について勉強する時間をなかなか確保できないほど多忙な医師は、目の前に転がり込んでくる「オイシイ」投資話に飛び付くよりも、プロ中のプロをマネするところから始めるべきだと考えています。

オススメはGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)。これは政府が年金として集めたお金を株と債券で運用するという政府系ファンドです。

この機関は、少子高齢化によって年金が不足するのを防ぐために、国民から集めた年金保険料を、賃金上昇率+1.7%を最低限のリスクで確保することを目的として運用をしています。

この運用方法は、なるべく低リスクながらもインフレに対応したいと考えている保守的な医師にピッタリです。

基本の資産構成割合を長く維持

長期的な運用においては、短期的な市場の動向により資産構成割合を変更するよりも、基本の資産構成割合を決めて長く維持していく方が、効率的で良い結果をもたらすことが知られています。

GPIFは短期間でお金を動かすのではなく、数年間の積立金の基本となる資産構成割合を決めて行動しています。

その結果、2001年から年利3.01%で運用できており、ある程度以上の実績を挙げていると言えるでしょう。

多くの金融商品に分散投資するGPIF

それでは現在GPIFは、どのような資産構成割合で運用をしているのでしょうか。

第4期(2020年4月1日から5年間)についてGPIFは「経済情勢については、世界経済は安定的な成長を遂げているものの、先進各国の政策金利は、世界金融危機以降、歴史的な低水準で推移しており、とくに国内においてはその傾向が顕著になっている」とコメントしました。

これを鑑み、今後は国内株式25%、海外株式25%、国内債券25%、海外債券25%という割合を基本に、なるべく多くの金融商品にリスクを分散して運用していくようです。

これから投資を始める人は、このポートフォリオをもとにインデックス運用を行っていくのも1つの手かも知れません。

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