第3回 高所得な医師は必ず得する「ふるさと納税」を始めよう

第3回 高所得な医師は必ず得する「ふるさと納税」を始めよう

累進課税に伴ってたんまり税金がとられてしまう私たち医師にとって、節税対策はとても重要です。所得税率が高い分、平均的な所得の人よりも節税による効果が高いからです。

税金対策には、手間のかかるもの・かからないもの、効果の大きいもの・小さいものと様々ですが、ふるさと納税は必須です。

「税金を減らす方法」としてよく紹介されるiDeCoやNISAは損をする可能性もありますが、ふるさと納税は必ず得をします。医師に限らず、やらないという選択肢はないレベルの制度ですので、必ず活用するようにしましょう。

2,000円支払えば返礼品をタダでもらえるシステム

ふるさと納税は行政が作った仕組みなのでややこしいですが、利用者の観点からは以下を理解しておけば十分です。

・利用してもしなくても、支払う税金の額は変わらない (※厳密には2,000円の自己負担は必要)
・利用すれば、任意の自治体に寄付できて返礼品がもらえる(利用額の3割程度が目安)
・いくらまで利用できるか(限度額)は、各人の稼ぎに比例する

税金を支払う自治体が変わるなど細かな点はたくさんありますが、資産形成の観点からは納税者には関係ありません。

要するにふるさと納税とは、私たち消費者の目線からものすごく端的で乱暴な言い方をすると「所得連動型カタログギフト」なのです。2,000円のシステム利用料を払えば、返礼品をタダでもらえるという訳です。

たとえば年収1,500万円の医師であれば限度額は35万円程度。満額のふるさと納税を行えば10万円強の物品を実質無償で入手できますから、3割相当の丸儲けということになります。これを見過ごす手はあるでしょうか。

なお実際にふるさと納税のメリットを享受するためには①確定申告もしくは②ワンストップ特例(寄付した利用自治体が5か所以内)を利用する必要がありますが、並の医師であれば5か所では済まないので、事実上確定申告が必要です。所得税はその年の年末調整/確定申告で還付、住民税は翌年分から控除されることに気を付けましょう。

上述の通り控除限度額は基本的に年収に比例し、各種ポータルサイトでシミュレーションが可能です。

どのサイトを使ってもいいのですが、ほかのさまざまな節税手法を駆使している方は、ふるさとチョイスのHPがおすすめです。おおまかな計算しかできないサイトも多いのですが、このHPだと詳細入力の項目が多く、より精密に限度額をはじき出すことができます。

オススメのポータルサイト紹介

ふるさと納税ポータルサイトは山ほどありますが、ここでは私のおすすめを3つ挙げておきます。

①楽天ふるさと納税

うまくキャンペーンを利用すると、他サイトを寄せ付けないポイント還元が得られます。楽天経済圏の方に、とくにメリットが大きいです。

②ふるなび

家電の取り扱いが豊富です。収入の多い人はふるさと納税の限度額を使い切るのが難しかったりするのですが、家電は単価が高いので一気に枠を消費できます。

③ふるさとチョイス

ポイント還元はしょぼい(というかない)のですが、最大のメリットはAmazon payが使えることです。私のブログで何度も紹介している通り、医師であればamazonギフト券を大量取得することが可能です。私は年間50万円超のギフトを毎年得ており使っても使っても増えていくため、ふるさとチョイスも適宜活用しギフト券を消化しています。

返礼品には「普段から買っているもの」を選ぼう

基本的には各々好きなものを頼めばいいのですが、資産形成の観点からすると「普段は買わない豪華なもの」ではなく「普段から買っているもの」を選ぶのがセオリーです。後者であれば、現金支出を代替できそれがそのまま資産増加になります。

私は独身ぼっちの寂しい暮らしをしており、また婚活で女性と外食することも多く、なかなか食材が減りません。野菜などの生鮮食品を頼んでも食べ切れないので、常温で日持ちのするものを優先するようにしています。冷凍食品も物持ちはいいのですが、受取時の在宅が必要だったり、冷凍室の容量に限りがあったりするので注意が必要です。

返礼品としては例えば

・米
・ペットボトルのお茶や飲料水
・パスタおよびパスタソース
・コモパン(愛知県小牧市の返礼品 パンだが1か月くらい日持ちする)
・レトルトカレー
・レンジで焼き鮭(北海道白糠町 これは冷凍ですが)
・お魚惣菜セット(宮城県石巻市)

あたりが便利です。忙しくて食事を手短に済ませたいときなどに重宝しています。

まとめ

万単位の返礼品がノーリスクで得られる「ふるさと納税」。

私は去年50万円くらいふるさと納税をしました(返礼率3割とすると15万円相当の食品をオーダー)ので、年間の食費が15万円浮いたことになりますね。人によってはもっとたくさん返礼品がもらえることも珍しくないでしょう。

医師は限度額も大きいですから、活用しない手はありません!

この記事を書いた人

Dr.Koala

ギリギリ昭和生まれ。ド田舎の貧しい家で育ち、現在は兵庫県で勤務するアラサーの眼科医。子供の頃お金に苦労した経験から資産形成を目論む一方で、医師としての仕事にもやりがいを感じており、その両立を目指すべく「医師ならだれでも・手間がかからず・高い再現性がある」資産形成手法を追求している。2018年1月に開設したブログ「若手眼科医Dr.Koalaによる、ライフハック・資産形成・財テクの軌跡」では、主に眼科・資産形成・婚活・英語学習などについて記事を執筆中。またTwitterでは婚活芸人(?)として自虐的な娯楽をフォロワーに提供している。

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