本連載「内科医・秋山貴志のドクター日誌」では、医療現場の「あるある」を毎月お届けします。
連載第1回目は著者の自己紹介。学生時代は野球一筋でほとんど勉強をしなかったという秋山先生は、なぜ医師を志したのでしょうか。医師という仕事の魅力についても語ります。
野球一筋!勉強はほとんどしなかった少年時代
はじめまして。医師の秋山貴志と申します。現在、内科医として日々働いております。
この度、Becauseにて新たに連載を担当させていただくことになりました。今回は、簡単に私の自己紹介と今後のコンテンツの予定についてお話ししようと思います。
それでは早速、私の自己紹介を。私は青森県生まれで、小・中・高と野球一筋でした。自然豊かな環境で育ったこともあり、夏は海に行って釣りをしたり、モリで魚を突いたりして遊んでいました。山が近かったため、冬は学校が終わったらすぐにスノーボードに行ってました。え?いつ勉強したかって?安心してください。していませんよ(笑)。
子供時代は、ほとんど勉強せずに過ごしました。もちろん、夏休みの宿題は最終日に答えを丸写しするタイプ。小さい頃に「たくさん本を読め」と言われ続けましたが、結局読んだのはマンガのみ。高校最後の期末テストで、200点満点の国語で3点を取ったことをいまでもよく覚えています。 まぁ当然のことながら現役では医学部に合格できず、2年浪人しました。そんな経験から、本連載では、医学部受験についてもお話しができると思います。
そして現在、2児のパパとして育児にも奮闘中です。いやぁ、本当に仕事と育児の両立は難しいですね(笑)。この辺のテーマも、次回以降のどこかで語りたいなと考えています。
患者さんに感謝されることが一番のやりがい
私が医師を志した理由はなんと言っても親が医者だったから。
正直なところ、高校生の頃まで将来なりたい職業はありませんでした。子供の頃は野球ばかりしていて、将来のことなどまるで考えていませんでした。強いてなりたい職業を挙げるとすれば、プロ野球選手くらいだったでしょうか。
高校野球の最後の大会終了後。それまで野球しかしてこなかった私は、初めて将来について考えました。そして、最初に想起した職業が医師だったのです。
「働き始めたらきっとやりがいを感じるでしょ」。そんな軽い気持ちで医師を志すことを決めました。
そこから2年間浪人するなど、かなり苦労したのですが(笑)
医学部をめざす学生は、「医師になりたい」という強い気持ちを持っていると思われがちですが、実はそんなことはなく、「親が医者だったから」という人が半数を占めるのではないでしょうか。少なくとも、私の周りの友達は大半がそうでした。
軽い気持ちでのスタートでしたが、実際に医師になったいま、やりがいに溢れ過ぎていて毎日楽しいです。
なんと言っても分野が広いですし、日々情報がアップデートされ続けるため飽きません(笑)。やりがいを感じるポイントはたくさんあると思いますが、私の場合は病態が良くなった患者さんに感謝されるときが一番です。
私がもっとも好きな分野は集中治療、とくに重症患者の急性期治療です。昔は最良だと思われていた治療法が実は間違いで、現在はまったく逆の治療が行われている……なんてことはよくあります。そしてそんな重症患者さんが無事退院できたときには、本当に感謝されます。医師をやっていて一番良かったと思う瞬間であり、やりがいを感じるときでもあります。
そのほかにも、外来診療を通して患者さんと医学以外の日常会話をするのも好きで、そこから自分が知らなかった情報が得られることも多々あります。本当に、コミュニケーションを取るのが好きな性格で良かったなと思います(笑)。
共感できる「あるある」を発信予定です
基本的には、医師という職業に関係するコンテンツを発信しますが、「看護師と上手にコミュニケーションを取る方法」「困った患者さんのエピソード」など、ドクターの皆さんが「あるある」と共感できるような内容を発信したいと思います。さらに、自らの経験から「医学部受験」や「仕事と家庭の両立」など、仕事以外の医師の日常についても語りたいと思います。
初回はこの辺でおしまいです。
今後、医師の皆さんに共感していただける記事を書いていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。