こんにちは!フリーランス整形外科医の「おると」です!
医師のキャリアについて語るおるとの連載、第2回は「現役フリーランス医師が語る 失敗しないフリーランス転向とは?」をお届けします!
フリーランスという働き方は医師の中でもまだまだ少数派で、あまり理解されていない領域でもあります。今回はおるとがフリーランスという働き方について、簡単に解説してみようと思います。
フリーランスの仕事の組み方は自由
前回の記事にて、医師におけるフリーランスという働き方は、「非常勤勤務を敷き詰め、場合によってはスポットバイトなども活用して勤務を組む」と説明しました。
この仕事の入れ方にはかなり個人差があり、どれが正解などという答えは存在しません。
休みが欲しければ可能な限り勤務を敷き詰めないようにすればいいですし、もちろん逆にめちゃくちゃ仕事を詰めて入れて馬車馬のように働いてもまったく問題ないのです。
そのためフリーランスの医師と新しく遭遇したときに、自分たちの働き方について話をしてみても、勤務の組み方にかなり個性が出ており、極めてバラバラであることがほとんどです。
どのように働けばいいのかという答えは、なかなかパッと思い付くものではありません。
自分の参考になりそうな医師の働き方を見つけてマネするというのも、フリーランス転向を考えている医師にオススメの方法です。
おるとの事例から考えるフリーランスの働き方
まずはおるとが、どのようなスケジュールで勤務しているのかを見てみましょう。
おるとはフリーランスを数年やっておりますが、初年度はバリバリ働くような働き方をしていました。しかし医業以外の仕事が増えてきたこともあり、次第にゆったりとした働き方へとシフトを組み替えました。
2020年現在の一週間の勤務を簡単に書いてみると、
月曜日 総合病院A
火曜日 クリニックB
水曜日 クリニックC
木曜日 休み
金曜AM クリニックG 外来
土曜AM クリニックC 隔週
このようになります。
以前と比較すると収入は減少しましたが、休日が増えたことによるメリットの方が大きいと感じています。
エージェントを付ければ職探しの労力は9割減に
フリーランスとして働くために必要なことは、「退職・退局する」ことと「仕事を探す」ことです。
どちらも医師としての平常業務をしながら淡々とこなす必要があるため、仕事などで切羽詰まっているときや、精神的に余裕がないときに焦って行動することはことオススメしません。
このような状態で無理にフリーランスになろうとすると、基本的には良い条件の仕事を掴めません。思ったような働き方ができない確率が高まるだけでしょう。
ただ非常勤やスポットの仕事探しに関しては、求人サイトを利用して専任のエージェントを付ければ、職探しの労力を9割くらい削れることは覚えておきましょう。オススメの非常勤・スポットでの医師向けバイト求人サイトは、おるとのブログ「フリドク」にまとめてあるのでご参照ください。
望み通りの生活を手に入れるために
実際にフリーランスに転向することは、思っているよりも簡単です。
しかし闇雲にフリーランスになることを、おるとは推奨しません。
なぜなら「フリーランスになること」と「自分の希望が叶うこと」は、まるで別の問題だからです。
・なぜ自分はフリーランスになりたいのか?
・フリーランスのメリットは自分に必要なものなのか?
・生涯フリーランスとして働くのか?
・フリーランスからキャリア変更する場合はどうする予定か?
・・・少なくとも、これらを熟慮した上で行動するべきであると考えます。
育児や介護などの家庭の事情、あるいは「勉強や旅行、副業のためにプライベートの時間を多く取りたい」「起業や海外勤務の前にまとまったお金を用意したい」など、フリーランスを志す理由は人によって様々です。
望み通りの生活を手に入れるためには、上記のポイントを整理しておく必要があるでしょう。
まとめ
今回は私の勤務の組み方を一例として挙げ、フリーランスをめざす上で考えておくべきことをまとめました。
今後も医師の様々な働き方や転職にまつわる話をしていきますので、ぜひ参考にしてください!
さらに詳細が気になる方は、おるとのブログ「フリドク」もチェックしてみてくださいね!医師の転職・バイト・フリーランス・おすすめ医師転職サイトについて、かなりまとめています!
それではまた、次回の連載もお楽しみに!